お彼岸の時期にしてはいけないこととは?

お彼岸というと一般的には、お墓参りをしたり親戚が集まったり・・・そんなイメージがあるのではないでしょうか。
親戚が集まるし、仕事も休みだし・・・という理由から、お宮参りや七五三などの予定をお彼岸の時期にしたいと思う方もいるでしょう。

しかし、お彼岸の時期に祝い事をしてはならないと言う人もいます。他にも「仏事と神事を重ねてはいけない」とも言われています。
ここでは、お彼岸の時期に避けた方がよいことについて、詳しく見ていきましょう。

 

 

■お彼岸の意味

まずはお彼岸がどのようなものなのか、きちんと理解しましょう。

お彼岸とは、3月の春分の日と、9月の秋分の日をはさんで、前後3日間を合わせた7日間の、年2回の期間を指します。
あの世とこの世が最も近づく彼岸の中日にご先祖様に感謝をしてお墓参りをし、他の6日間は六波羅蜜の修行をして悟りの境地に達するのが、本来のお彼岸です。

簡単に言うと、お彼岸の期間にお墓参りをして故人を偲び、日ごろの自分の行いを見つめ直す期間ということになります。

 

 

■お彼岸にしてはいけないこと

 

〇お彼岸に祝い事をしてはいけないと言われる理由とは

昔から仏事と神事を一緒にしてはいけないと言われています。仏壇と神棚を同じ部屋に置かないのと同じようなものです。

仏事とは、仏教に基づいてお坊さんが取り仕切る行事のことです。主に、お葬式・法事・お墓参りなどをいい、死にまつわる行事が多いことがわかります。

神事とは、神道に基づいて神主さんが取り仕切る行事のことです。主に、お宮参り・七五三・結婚式・建前(上棟式)などをいい、お祝い事が多いことがわかります。

神道において死は穢れとされているため、仏事と神事を一緒にしないと言われるのです。

 

また、地域によっては「お彼岸の時期にお祝い事をしてはいけない」という風習がある場所もあります。
実際に、お彼岸にするのは好ましくないと言われるのは、次のようなことです。

お宮参り

お宮参りの帰りにお墓参りに行く、お墓参りの帰りにお宮参りに行くというのは避け、別の日に行くのであれば、お彼岸の期間でも問題ないと言われています。
しかし、周りの年配の人が気にしているようであれば、お宮参りの日にちをお彼岸から少しずらした方が良いでしょう。

結婚式

お彼岸は「喪」の期間ではないため、仏教的にも問題はありませんし縁起も悪くありません。この時期は式場などの価格もお手頃になるので魅力的だと考える人もいるでしょう。
しかし、年配の方などは不快に感じるかもしれません。どうしてもこの時期じゃないとダメなのであれば、中日を避けるなどの配慮や、親族へ説明などをするのが良いでしょう。

お見舞い

お彼岸の時期にお見舞いに行くのは、「亡くなった人と同じように見ている」「亡くなると思っている」と考えられてしまいます。お見舞いに鉢植えの花を持って行くのと同じくらい失礼なことですので、やめましょう。

 

 

〇お彼岸を気にしなくてもいいこと

新築祝いや引っ越し

仏教上これらをしてはいけないという教えはありません。しかし、ご先祖様の供養を優先させないことに抵抗を感じる年配の方もいるかもしれませんので、引っ越し前にお参りをしておくのがおすすめです。

新車の納車

車の納車は、基本的にディーラーさんが配慮して大安の日を選んでくれるので、こちらも気にする必要はないのですが、縁起などがどうしても気になってしまうのであれば、神社でお祓いをしてもらったり、登録日を良い日にするといいでしょう。

結婚の挨拶や結納、招待状の到着

大安の日に行いたいことなどは、お彼岸を気にする必要はありません。しかし、お墓参りに行く日を避けた方が慌ただしくないでしょう。

ただし、お彼岸を重視している地域や家庭の場合はよく思われない可能性もあるので、両家の考え方を確認して、今後のためにトラブルを避ける方がいいでしょう。どうしてもお彼岸の時期以外は都合が合わないのであれば、事情を説明して理解を得ましょう。

また結婚式の招待状も大安吉日に発送をすることが大切なので、到着する日がお彼岸の期間中だからといって気にすることはありませんが、それを知らない人が受け取った場合に「非常識だ!」と思われてしまう可能性もあります。多少の配慮は必要かもしれません。

 

 

■特にタブーではなくても、配慮が必要

お彼岸はご先祖様を供養する季節の行事です。生きている人の行事より、故人を偲ぶことを優先させるべきという考えが強く根付いています。

実際のところ喪の期間ではありませんし、仏教的にも特別お祝いを避けなくてはいけないなどの決まりごとはありません。

しかしお彼岸を重要な行事として考えている地域はまだまだ多くあり、また年配の方や信心深い人にとっては、この時期にお祝い事があるのはいい気分がしないものです。

今後、親戚・知人の間で余計なトラブルを引き起こさないためにも、タブーではないと理解した上であえて配慮してお彼岸の時期を避けるなどの柔軟性があるといいでしょう。

 

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