【墓じまい】費用の相場は?墓じまいの流れ・手続き・方法まとめ

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あなたは近年中に墓参りをしましたか?
中には、「お墓の場所が遠くてなかなか墓参りに足を運べない…」という方や、「仕事や家事が忙しくて墓参りの回数が年々途絶えてしまっている…」という方が多いのではないでしょうか?

そんな方におすすめしたいのが“墓じまい”です。

近年では、墓じまいをする方が非常に増えてきました。

墓じまいとは何なのか?
費用はどのくらいかかるのか?
また、墓じまいには必要な手続きがあるのか?

今回は、そんな墓じまいに関する疑問を徹底的に解説していきたいと思います。

 

そもそも“墓じまい”とは?

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墓じまいとは、簡単に説明すると、現在あるお墓を撤去して、遺骨を他の墓地に移転、または永代供養墓地に改葬することです。

元の墓地は墓石を解体して更地に戻し、お寺や墓地の管理者に敷地を返します。

 

墓じまいをする家庭が年々増えている

墓掃除のイラスト

厚生労働省の調べによると、墓じまいの届出件数は平成26年度には8万件を超え現在も増加傾向にあり、今後も増えていくのではないかと考えられています。

墓じまいが増えてきている理由は、少子化や核家族化、生涯未婚率が上がってきているから、また、家族になっても都市部に住むファミリーが増え地方にあるお墓になかなか足を運べない人が増加しているからです。

他にも、時代の進行によって墓参りに関する価値観が変化してきたという理由も考えられます。
一昔前までは、お墓は代々の先祖を祀るための重要な場として認識されていましたが、最近では先祖に対する重い考えが変わっていき、“お墓を維持しなければいけない”という義務感が薄れてきている方も多いようです。

とは言え、故人を大切にしていないという訳ではなく、お墓や故人、家族を大切に思うからこそ墓じまいを検討する方が多くいらっしゃいます。

 

社会問題になりつつある“無縁墓”

墓石のイラスト(洋型)

お墓は、祭祀継承者がきちんと管理をしないと“無縁墓(むえんぼ)”として撤去処分になります。

無縁墓として撤去処分される基準は墓地や霊園によって異なりますが、「墓地、埋葬等に関する法律」によって手続きをとられた墓は最終的に撤去され、遺骨は合祀墓で供養されることになります。

 

合祀墓とは合同で祀られるお墓のことで、血縁の無い複数の人の遺骨が同じ合祀墓に入れられる形になります。

既に祀られている遺骨同士が混ざり合うため、一度遺骨が合祀墓に入ると特定の人の遺骨だけを取り出すことは不可能になります。

そんな無縁墓問題は、既に社会問題になっており、現代過疎地の山奥では約8割が無縁墓なのだそうです。

また、ある調査では、10年後には日本全国の約6割以上のお墓が継承者不足で無縁墓になるのではないかという調査結果が出されています。

 

墓じまいの流れと手順

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墓じまいは、個人間で勝手に行うことはできません
きちんとした手続きをする必要があるので、流れと手順をしっかり確認しておきましょう。

 

①お墓の中を把握する

当たり前ですが、お墓の中には先祖の遺骨があります。
家庭によって異なるので、下記項目を確認しておきましょう。

・誰の遺骨があるのか
・数量や大きさ
・経過年数
・破損や汚損がないか
・火葬済みか

骨壺に名前が書いていない場合は、誰の遺骨かどうか骨壺にマジックや筆ペンなどで記しておきましょう。

 

②墓じまい後に納骨を供養する場所を決める

お坊さんのイラスト

墓じまいとは簡単に言うと“遺骨のお引越し”です。その為、墓じまいを行う前に引っ越し先を決める必要があります。
墓じまいをする理由にもよりますが、継承者のいない墓じまいの場合はできるだけ管理や維持費がかからない場所を選ぶと良いでしょう。

遺骨の行き先にはいくつか種類があるので下記にまとめます。

 

  • 公営墓地への改葬合祀や菩提寺での永代供養

墓じまいの後の遺骨の行き先で一番多く選ばれているのが公営墓地への改葬合祀で、菩提寺で永代供養を選ぶ方も多くいらっしゃいます。

このような永代供養の場合、最初に費用が発生するだけでその他の管理費用などは掛かりません
永代供養の場所へお墓参りすることも可能です。

 

  • 散骨

墓じまいをした約3割の方が散骨を選んでいます。
永代供養のように他人と遺骨が混ざる事がなく、海に撒いたり、桜の木の下や草花の下などに埋葬したりと、様々な方法があります。

また、永代供養と同じように最初だけ費用が掛かるだけで将来的に料金が発生することはありません。

すべての遺骨を散骨すると心のよりどころがなくなってしまう…という方は、粉末化した遺骨の一部を容器に入れて自宅で供養することもできます。

 

  • 納骨堂や手元供養

永代供養や散骨などに抵抗がある方には、納骨堂手元供養がおすすめです。
納骨堂や手元供養の場合は、身近な場所で供養できるのが最も魅力的なポイントになります。

ただし、納骨堂の場合は永代供養料や年間の維持管理費が発生するので注意が必要です。

また、納骨堂や手元供養の場合は、供養する人がいなくなったときに残された遺骨をどうするのか考えておくことが必要になります。

 

③祭祀継承者同士で話し合う

お年寄りの会議のイラスト

墓じまいに関して親族の間でトラブルになってしまうケースは少なくありません。
お墓に関することは個人間だけではなく、親族に関わることなので、墓じまいをする前に親族でしっかり話し合っておきましょう。

大切なのは、祭祀継承権の確認です。
お墓や遺骨は祭祀継承者が全て権限を持つことになるので、しっかり確認しておきましょう。

祭祀継承者に関しての法律的な取り決めはないので、遺族でよく話し合い、誰が継承権を持つのかを決めて下さい。

今後もトラブルにならないよう、書面を作成して直筆でサインをすると良いでしょう。

 

④墓地の管理者に墓じまいの相談をする

墓じまいをする際は、必ず現在の墓地の管理者に連絡をしましょう。
お寺や霊園によって手続きが必要になる場合があります。

また、場合によって離壇を回避するために高額な離壇料を請求されることがあります。(特に厳格なお寺に多いです)

後々トラブルにならないように、金銭的な面は双方が納得するまで交渉したり相談したりしましょう。

 

⑤改葬許可申請の手続きを行う

重要な書類のイラスト

墓じまいのあとに遺骨を永代供養や納骨堂へ移動する場合、改葬許可申請の手続きが必要になります。
※散骨や自宅供養の場合は必要ありません。

改葬許可申請の手続きをしなければ、お寺や霊園から遺骨を引き取ることができないのでしっかり確認して提出しましょう。

必要な書類は、以下の3点になります。

・改葬許可申請書※お墓がある市区町村の役場で発行
・埋葬(納骨)証明書※現在の墓地の管理者が発行
・受入証明書(永代供養許可証)※改葬先の管理者が発行

ただし、これらの書類の手続きは自治体によって解釈が異なる場合が多く、中には散骨や自宅供養だと公式な判断ができないため許可をしてくれない自治体があります。

その場合は、残念ながらお寺の住職を説得するしか方法はありません。

 

⑥お墓を撤去する業者を決める

お墓を撤去する業者は墓石屋石材店になります。まずは、墓地の管理者に提携している墓石屋や石材店がないか聞いてみましょう。

費用は業者によってピンキリなので、2、3社から見積もりを取ってみるのをおすすめします。
墓地が狭い場合、人力での墓じまいになるのでその分費用が高くなります。

 

⑦墓じまいの作業を行う

墓掃除をしている業者のイラスト

相談や各手続きが終了したら、いよいよ墓じまいの作業が開始されます。
住職に魂抜きをしてもらい、お墓の中の遺骨は業者に取り出してもらいます。

長年お墓の中にあった遺骨は綺麗に保たれていることはありません。
骨壺の蓋が割れていたり、土砂が流れ込んでいたり、カビが生えていたりすることがあるので、しっかりお手入れを行いましょう。

心配な方は、骨壺を掃除してくれる業者もあるので依頼を検討してください。

なお、昭和初期以前に埋葬した遺骨は、未火葬や土葬の場合があるので、再火葬の申請が必要になります。

墓石を撤去したあとは更地にして、墓地の管理者に永代使用権を返納し、墓じまいの終了です。

 

墓じまいの費用の相場は?

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墓じまいをする際は、それなりの費用が掛かります。

どのような費用が掛かるのか、下記に分かりやすくまとめるのでご参考ください。

 

  • 埋葬(納骨)証明書や受入証明書(永代供養許可証)の発行

改葬許可申請に必要な書類である「埋葬(納骨)証明書」「受入証明書(永代供養許可証)」は、場合によって数百円から数千円かかることがあります。

 

  • お墓の撤去作業の費用

墓石屋か石材店への作業費用になります。
クレーン車や小型の重機が必要になるのでその分の費用が掛かります。
墓地が狭く、クレーン車や小型の重機が入らない場合は人力での墓じまいになるのでその分費用がかさみます。
相場の平均は30万円前後です。

 

  • 魂抜きのお布施

お墓には仏様や神様の力が宿ると考えられているので、墓じまいの際には「魂抜き」「閉眼供養」などの儀式が必要になります。
これらの儀式は住職に依頼する形になり、お布施を渡すのが基本です。お布施の相場は2万円~5万円前後になります。

 

  • 改葬先への納骨費用

改葬先によって異なりますが、基本的にはどの方法でも費用は発生します。
永代供養の場合は10万円~30万円程度、散骨の場合は5万円~20万円程度、納骨堂の場合は30万円~100万円程度、手元供養の場合は数千円~15万円程度(小さな仏壇や骨壺を購入する場合)の費用が発生します。

 

  • 遺骨のお手入れ費用

墓じまいでお墓から取り出された遺骨は、綺麗に洗ったりコンパクトにしたりという作業が必要になります。
洗骨をする場合、自分でもできますが専門業者に依頼すると2万円前後の費用がかかります。

 

30万円以内で墓じまいを行う方法

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上記にて費用の相場を説明したとおり、墓じまいには膨大な費用が発生します。

費用はお墓のあるお寺や霊園によってピンキリですが、最低でも30万円前後、場合によっては100万円近く費用がかさんでしまうこともあります。

そこでおすすめしたいのが、おくりびとの墓じまい代行です。

行政手続の代行から、お墓の解体・撤去・整地作業、ご遺骨の取り出しまで代行するサービスで、費用は298,000円(税別)

他にもオプションとして、永代供養やご供養家具、埋骨なども可能です。

「墓じまいをしたいけど忙しくてなかなか実行できない…」とお悩みの方も気軽にご相談ください。

 

墓じまい代行のご注文はこちらから。

 

おわりに

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墓じまいは様々な手続きや行政への届出などが必要になり、手間のかかる作業です。
だからと言って、お墓を放置して無縁墓となり撤去処分になってしまい大切なご先祖様が無縁仏になってしまうのも悲しいものです。

お墓や故人、家族を大切に思うからこそ、今後や将来のためにも墓じまいを検討してみてはいかがでしょうか?
親族間でもよく話し合い、全員が納得のいく墓じまいになるように準備を進めていってください。

 

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